以前InstagramやFacebookのストーリーで紹介したブレーキフルードについて書いていこうかと思います!
今回の車両は、『 '02 XL883R 』で、
・3速・4速のギアの入りが悪くなってきた。
・リアのブレーキフルードが漏れている気がする。
というお客様からの情報を元に修理をしていきました。
『3速・4速のギアの入りが悪くなってきた。』
こちらに関しては、シフターフォークドラムのピンが走っているうちに、規定の数値より出てきてしまい、ディテントプレートがずれてしまうことで起きる症状でした。
この年式の車両は、ディテントプレートが対策品(対策前のものよりも、確実性が増し、しっかりとギヤに入っている感覚が得られるもの)に変わっているのです。
しかし、ピンが出てきてディテントプレートを止めているCクリップが外れ、ディテントプレートがクラッチシェルにあたり、傷だらけに...
なので、ピンを規定の基準値まで戻し、ディテントプレートは交換させていただきました(ー ー;)
この作業の写真撮っておけば... と。
いつの間にか作業が進み終わってまして... すいませんm(_ _)m
一応、どんなことをしたのかは、以前のBLOG( エンジンが... Part2 )に書いておりますので、こちらをご覧いただければ...
さて、『リアのブレーキフルードが漏れている気がする。』の方はといいますと...
ブレーキマスターの窓から油面を確認すると、確かに少ない気が...
そして、マスターのふたは確かに少しゆるいかな?という感覚でした。
開けてみると、
少ない以前に、DOT4とDOT5が混ざってる...
最近はあまり見なかたこの症状...
最近では、ほとんどのお店がDOT4とDOT5は全くの別物だということが浸透しているのに...
DOT4とDOT5が混ざってしまうと、結晶ができてしまいます。
そして、ぐしゃぐしゃになってしまい、最悪の場合、ブレーキが聞かない... なんてことも。
念のため、フロントのマスターも確認させていただきましたが、こちらは混ざってなかったのでほっとしました(ー ー;)
そして、リアブレーキマスターを分解していくと...
ですよね... という感じでした。
混ざったことでできてしまった結晶でグシャグシャに。
このシリンダー・ピストンkitは交換させていただき、マスターの内側はしっかりと清掃させていただくことに。
ふーっ。
ここまで、できればあとはホース内にあるものをキャリパー側から引っ張りながら抜いていき、汚いオイルを無くした上でブレーキの踏みがしっかり出るまでエアー抜きをして作業が完了!です♪( ´▽`)
☆ 注意 ☆
万が一、ブレーキフルードをご自身で交換または補充される場合は、ふたにDOT4またはDOT5どちらを入れるか記載されている(写真の下線部のように)ので、しっかりと読んでいただいた上で作業を行っていただくようにお願いします。
↑あまりオススメはいたしません...
というわけで、今回の作業完了です!
じゃーん!
では、また!