top of page
執筆者の写真KAZUKI

ThunderMax!!

更新日:2020年6月12日


もうそろそろ春ですね!なのに先週、しっかり雪が降りましたね( ;´Д`) 寒かったー...

天気の不安定さが季節の変わり目を教えてくれている気がします!


さて、今回は「知ってるよー!」という方もいらっしゃるかと思いますが、久しぶりに「 ThunderMax 」のご紹介をしようかと思います!文章がいつもより多めになるかもしれませんが、そこは自分の文章力の低さということで優しく読んでいただけたらと思います!


まずは、「 ThunderMaxってなに? 」というところから。

ThunderMaxとは、燃料の噴射量や点火時期、エンジンブレーキの度合い、アイドリング時の回転数などの総合的な電子制御を管理するコンピューター( ECM )になります。


ThunderMaxの特徴


・目標空燃比の設定

 適切な空燃比を設定することで、エンジン温度の上昇を抑制し、アフターバーンの軽減、ワイドバンド(高感度)なO2センサーでの学習機能を行うことができます。


・走行時間に比例する自動補正機能

 様々な走行条件による変化の中で空燃比のリッチ(濃い)・リーン(薄い)に対してワイドバンド(高感度)なO2センサーが常に空燃比を監視し、それを元に学習機能がリニアに燃料調整を修正いたします。


・アイドリング時の回転数の設定

 STOCKのECMは冷感時1200rpmから始まり、適正温度時が1000rpmなのに対して、ThunderMaxは冷感時1100rpmから始まり、適正温度時でご希望のアイドリング(最小は車種によって異なります。約656〜848rpm)に設定することが可能です。STOCKのままだと排気音がせわしなくなってしまう仕様の車両でも、ハーレーらしい落ち着いたドコドコ感を味わうことができます。


・点火時期の設定

 STOCKでは、点火時期が低回転域で遅角されてしまっているため、トルクのなさに繋がってしまっていましたが、それを適正な点火時期と車両の仕様に応じた燃料を入力することで常用回転域でのトルクが生まれ、より扱いやすくなります。


・全域スロットルレスポンスの向上(電子スロットルモデル)

 低速域で怠かったスロットルレスポンスが大幅に改善されます。


コンピューターは『 フルコンピューター(ECM自体を交換をし、「全て」を制御するもの)』と『サブコンピューター(ECM自体はノーマルを使用し、ECMとエンジンの間にこの機械を割り込ませ、「一部」に制御を加えるもの)』(以下、サブコン)、『スーパーチューナーやダイレクトリンクなど(ECM自体はノーマルを仕様し、燃料の噴射量などの数値を直接書き込む)』(以下、ダイレクトリンク)の3つに分かれますが、ThunderMaxはECM自体を交換するワイドバンド(高感度)のO2センサー付きの「フルコンピューター」で、本体価格が他のものに比べ少し高いため、初期コストは少し高くなってしまいますが、


上記にもある通りワイドバンドのO2センサーを利用した自動補正機能があり、かつ元になるマップが豊富なため、仕様を変更した際(マフラーの交換やカムの交換など)に行うマップの変更は他のものと比べると安くなり、かつサブコンピューターと比べると全てを制御できるため、セッティングが豊富になり、本来のVツインエンジンの性能を引き出すことができます。

(弊社で一度ThunderMaxを購入されたお客様は、10000~18000円でマップの変更が可能になります。多少の仕様の変更でマップを「上書く」必要がある車両は5000円で行うことができます。)


特徴にはあげていませんが、「馬力」や「トルク」もThunderMaxを取り付け、適切なセッティング(今までの経験に基づいたマップの入力など)をすることによって向上いたします。


下のグラフはECMをThunderMaxに交換、吸排気の調整をし、吸排気適切なマップを入力した車両のグラフになります。


「 '14 XL1200V 」仕様

 A/C  :Zipper's ハイフロー

 ECM :ThunderMax

マフラー:フリーダム パフォーマンス ターンアウト(クワイエットバッフル付)


「 '12 FXDWG 」仕様

 A/C  :Zipper's ハイフロー

 ECM :ThunderMax

マフラー:Khrome works スリップオン


ThunderMaxへの変更前のグラフは滑らかではないのに対して、変更後のグラフは滑らかになっていることが見てわかっていただけると思います。最大馬力や最大トルクに目が行きがちですが、この曲線の滑らかさも良い乗り味につながっています。


上記の2台はBURNでご用意している試乗車両になります。他にも、スポーツスターやダイナ(TC)、ソフテイル(M8)、ツーリング(TC)の試乗車をご用意しております。どれくらい変化があるのか、文面や写真ではわかりづらい部分は「体感」していただくことが一番だと思います。もちろん、試乗したからと言って押し売りはいたしませんd( ̄  ̄) 同じ車両を持っているお客様は是非試乗しにいらしてみてください!(試乗車情報はこちらからご覧になれます!)また、取り付け費用につきましては、こちらからご覧いただけますので参考にしてみてください_φ( ̄ー ̄ )


もちろん、カム交換を一緒にする方もいらっしゃいますが、STOCKのECMをThunderMaxに取り替えるだけでも良い乗り味になること間違いなしです!一度に全部行わないで段階的な変化を楽しんでいただくのもありかと( ´ ▽ ` )ノ

ちなみに、カムはお客様の乗り方や求める乗り味にあったものをオススメさせていただきますので、気になる方はお尋ねください!参考までに、以前カムについて紹介したBLOGを載せておきます!(BLOG:「いろんな選択肢、ありますよね?」)


みなさんがより良いハーレーライフを送れるように私たちもサポートさせていただきますので、お困りのことがありましたらいつでもご相談お待ちしております!

閲覧数:916回

最新記事

すべて表示
bottom of page