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執筆者の写真KAZUKI

S&S 110ci for TC part.2


はい!コンスタントな更新を目指して早2年、全然達成できてません担当者です!

ありがたいことにばたついており中々更新できずにいた、 "S&S 110ci ボアアップkit" を使用した2つの車両の比較をご紹介していきたいと思います!


2台とも上記のkitを使用しているため、

・シリンダー:S&S 110ci

・ ピストン :CARRILLO(ドーム・トップタイプ)

・ ヘッド :STOCK(ポート加工)

はもちろん一緒ですが、ThunderMaxも両車両共に搭載されているため、それ以外の

・カムシャフト

・排気

の違いでどれだけ違いが出るのかをご覧いただきます( ^ω^ )


まずは、前回のBLOGでご紹介した車両(「'07 FXD」)のグラフがこちら↓

こちらの車両のグラフは、ボアアップ前後の比較のグラフになります。


青線:STOCK POWER 82.48PS STOCK TORQUE 12.61kg

赤線:TUNED POWER 97.34PS TUNED TORQUE 15.21kg

仕様


 マフラー :D&D 2in1 「Bob Cat」

       (クワイエット加工)

カムシャフト:RED SHIFT 527


こちらの車両は、低回転域を重視したカムシャフトを使用しております。そのため、ボアアップ前のトルクのグラフにあった低回転域の谷がなく、約3500rpmで最大のトルク値(15.21kg)を出しております。また、出力のグラフもボアアップ前後のグラフで特に低回転域の滑らかさに違いが出ていることが目に見てわかると思います。この車両に使用しているマフラーは、排気量が上がるとアクセルを戻した際に空気が巻かれているような音が発生してしまうため、クワイエット加工を施してその音を消しております。


続いて、こちらが少し前のBLOGでご紹介した車両(「'08 FXD」)のグラフです↓

こちらの車両のグラフは、ボアアップ前後の比較のグラフになります。


青線:STOCK POWER 87.19PS STOCK TORQUE 12.56kg

赤線:TUNED POWER 105.12PS TUNED TORQUE 16.10kg

仕様


 マフラー :D&D 2in1 「Fat Cat」

カムシャフト:RED SHIFT 575


こちらの車両は、 中・高回転域を重視したカムシャフトを使用しております。

そのため、ボアアップ前のトルクのグラフにある低回転域の谷がトルク・馬力ともに少しの改善となっておりますが、中・高回転域でのトルク・出力の上昇が前記の車両と比べると上昇率が高いことがわかります。また、こちらの車両のマフラーは、排気効率がとても良く、吸気と排気のバランスが良いため、中・高回転域での上昇率が高いことにも繋がっているんです!


このように、同じTC96の「FXD」(年式は1年違いますが...)でも、お客様の乗り方や用途(街乗り・峠・高速ツーリング)、お住いの環境(住宅街やマンションなど)等で全く別の車両になります。低回転域のスムーズさをとるか、最大トルク・最大出力の向上をもとめるのか、はたまた別のものなのか...


乗り手が違えば、バイクも変わってくるのは当たり前ですね( ´ ▽ ` )ノ

皆様が求める乗り味を体現するお手伝いをさせていただきます!なにかお悩みがあればいつでもご相談ください!お待ちしております_φ( ̄ー ̄ )



それでは!また!



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