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執筆者の写真KAZUKI

異音の原因、解明! ~分解編~


約1ヶ月ぶりの更新!

お盆前のバタバタで最終確認が取れずあげられてませんでした(/ _ ; )


さて、今回は... 異音の原因、解明!

ということで、アイドリング時は音はせず、アクセルを開けると異音が発生してしまう車両の原因を解明していくBLOGです!と言っても既にInstagramやFacebookでは写真や動画を上げてしまっているんですけどね!


ちなみに!車両はラバーマウントのSPORTSTER(以下、ラバスポ)です。

写真多めになってます!ラバスポ乗りの方は、クランクの中がどうなっているのか、気になっちゃいますよね!


さて、音はエンジンから鳴っているのでとりあえずバラしていきます↓

と、まずは腰上と呼ばれる部分をバラバラにしていったのですが、ここで原因がわかりました(/ _ ; )

あちゃーーーー。クランク...

正常だとこの動画のようなガタはなく、このような音は鳴らないんですが...

これが原因でアクセルを開けるとカタカタ鳴ってたんですね( ;∀;)


これは、エンジン下ろしてバラバラにしないといけない作業なので、お客さまに確認して、作業を進めていくこととなりました。


エンジン下ろしなどの画像はないですが、ラバスポってこんなふうになるんです↓

ラバスポは、スイングアームともつながっているため、リジットマウントのSPORTSTER(以下、リジスポ)よりも大仕事に(>人<;)

あまり見れないラバスポのクランクケース内。

リジスポのミッション周りはプライマリーカバーを開け、プライマリーギアとクラッチシェルを外すともう一つプレートがあり、そのプレートについているのですが、ラバスポはクランクケースを開けないと出てこない...

以上、リジスポとラバスポの見えない部分の変化でした♪( ´▽`)


さてさて、今回はクランクのガタということで、何がそのガタを起こしていたのか。

以前同じような症状で修理した車両のクランクを分解した(非分解式ですが再使用はしないので分解しました)時のアームの根元にある大胆部のクランクピンはこんな感じになっていました...

少し前のBLOG(今回は、ツインカムモデルの...!?)では、カムシャフトが同じように削れてしまっていましたが、同じ感じの削れ方ですね...

今回の車両も分解させていただけることに!


それがこちら↓

今回は、フロント・コンロッドの大胆部が削れてました( ゚д゚)

大胆部についているクランクピンは以前のものほどではないものの、打痕がありこちらも良い状態ではなかったです。


そして、そんなクランクで起きるガタの影響はこんなところにも...↓

シリンダーの内側の写真です。縦にしっかり削れた痕跡が...

そりゃそーだ!と言った感じなのですが、クランクピンやニードルベアリングの破片などでガリガリとなっていた様です...

ちなみに、フロント・リア両方とも同じ傷がありました(T . T)

なので、このままはさすがに使用できないので、いつもお願いしているお店にボーリングのお願いを!そして、ピストンも交換ですm(_ _)m


と、そんなこんなで分解編はこれにて終了です!

異音の原因がわかり、それをお客さまにお伝えし、整備工程の説明と部品の発注。

あとは、部品を待つ!


次の更新は、「 異音の原因、解明! ~組み上げ編~ 」で会いましょう!


では、また!

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